【夏号】夏の思い出
8月に入り、連日猛暑が続く強い日差しに、若い頃の苦い思い出が蘇ります。
高校3年の冬、12月に初めて自動車の普通免許を取得した。
工業高校だったので、就職活動もあり免許取得は必須でした。
翌年、同級生たちは進路も決まり、卒業し、自分はというと進路も決まらず、先輩の車を借りては乗り回している日々でした。
その夏の出来事で、例の如く先輩の車を借りてドライブ中、ある狭い峠の道で前に路線バスがいて、その後ろを走っていた。
すると、バスが停車、バックランプが点灯、急にバックし始めました。
クラクションを鳴らしたのですが、バスは停まりません。
焦って自分もバックしました。
ですが、これ以上下がれない所で、バスはバックカメラがあったかのようにギリギリの寸止めです。
どうも前から来た車と離合できないので、バックしてきたらしい。
その場は事なきを得て、その後気分よくドライブ再開。
終了後、先輩の家に車を返しに行った時に、なんと、家の壁にガガガ。
前を擦ってしまい、先輩に平謝りをしました。優しく許しを得たのですが、さすがに修理代は払わなくてはなりません。
少しの傷だったのですが、当時でも3万円くらいかかったと思います。
仕事もしていない自分に、この大金は払えません。友達に借りて、払いました。
その借金は今も返していない。
40年近く前の淡い思い出です。その友達とは今も仲がいいです。