
【初夏号】新しい誕生!
それはゴールデンウィークに入る前の事でした。
長女の出産がそろそろ始まりそうだと言うので、実家に里帰りする事になりました。
が、突然その日の夜中にお腹が痛い感じがすると言っていました。
朝方になると段々と痛みも大きく感覚も短くなっていました。
どうやら陣痛が始まっている様子でした。
すぐ様、通いの病院に連絡をして、婿さんに娘を運んでもらう様に連絡をしました。
ここまではよくある普通の出産の手順なのかと思っていました。
内の奥さんも陣痛がきて何時間後には出産したので、たぶんあの子もそんな感じなんかねと言っていました。
私も普段通り仕事に向かい、奥さんからの連絡を待ちました。
お昼ぐらいに連絡をしてみると、まだ生まれてはいない様子。
少し手こずっているのかなあと思いました。
すると夕方頃に連絡が入り、おっ 生まれたのかと思ったら、救急車で運ばれたみたいよとラインが入り、えっと思いました。
血圧がかなり高い様で、もしもの事があってはいけないのでと言う事で、大きな病院に運ばれたようでした。
やっと仕事が終わり、家に帰って状況の確認をすると、うまく赤ちゃんが出てこれない様子で、帝王切開の準備をしている、ところだと婿さんからの連絡でした。
そして夜中の11時頃に生まれましたと連絡が入り、久しぶりに緊迫した長い一日が終わりました。
しかし大変なのはこれからです。余りにも予定外の急なお産だったので、娘のワンちゃんを連れて来て、家の大掃除、特にお風呂、赤ちゃん用の紙おむつや、ミルク、その他もろもろの必要な物、粗大ゴミ捨て、また子どものベッドの設置、仕舞いには2階のクーラーが壊れていたので急きょ買い替え、一気に部屋に置けないぐらいの物が溢れていました。
外では娘たちの車のおけるスペースを確保したり、と10年ぶりぐらいに家がキレイになりました。
たまたま帰って来る日が、会社の定休日だってので朝早くから、日が変わるまで存分に働かせてもらいました。
そして、新しい家族のお帰りです。
家に入ると否や、大きな声で泣いていました。
その声に反応したワンちゃん達4匹は、まるで合唱するかの様にあっちでも、こっちでもギャン泣きしています。
池田家には珍しい男の子の誕生です。
初抱っこしてみると、やっぱり内の娘達に少し似ている感がある様にも見えました。
それと共に新しいおじいちゃんの誕生にもなるのでした。