【早春号】見るモノ聞くモノみんな新しい
年も明けチョッと郊外へ。
青い冬空の下、ノイズを心地よく響かせながらの走りに気分も乗って来る。
FMから流れる懐かしい曲に知らず知らずのうちにハモっていた。
そのうち「あれ?この曲の歌詞ってこんなことを言っていたのか」と少し驚いてしまう。
好きな曲で何度も歌ったコトがあるのに、「聞く」が「聴く」になっていなかったようだ。
この間も、本屋で30代の頃読んだことがある本が並んでいたので、「これ昔読んだなあ。あの頃ベストセラーだったけど、また人気が出て来たのかなあ」と手に取りパラパラとページをめくり、少し読んで見ると、心に突き刺さる文章にクギ付けになった。
「あれ~この本、こんなに感動する本だったかなあ」と少し情けなくなった。
読書や音楽の鑑賞と云ったモノは、それ自体は姿を変えなくても、そこから受ける感動や感傷、学びというものは、読む側、聞く側の年齢や体験を経ることによって、こんなにも伝わり方が変わるのか!と改めて歳を重ねることによる学びに感謝。
また、新たな年が始まりました。
お日様も吹く風も自然の動きは変わりませんが、それでも心があらたまれば、見るモノ聞くモノみんな新しい。
そんな新鮮な心を持ちながら、今年も頑張って行きたいと思っています。
今年も宜しくお願い致します。